肝臓は「無口な臓器」ですが、症状が進んでいくにつれ、身体になんらかの影響がでてきます。
その症状をキャッチして、早めに対処・対策・治療をすることで肝臓は回復していく可能性が十分にあります。
なぜなら、肝臓は辛抱強いだけではなく、どの臓器よりも回復力が早い臓器だからです。
今回は、肝臓が脂肪肝になるとでてくる症状や、その進み具合でどういった症状がでてくるのかをご紹介しょうと思います。
肝臓が脂肪肝になる原因とは?
脂肪肝とは、中性脂肪が肝臓に貯まりほおっておくと、肝炎や酷い場合には肝臓がんに進展してしまう病気です。
早めに対処して、脂肪肝を改善することが大切です。
脂肪肝になる原因
・暴飲暴食
・運動不足
・過度の飲酒
・ダイエット
肝臓は、タンパク質・糖・脂質・ビタミン・ミネラル・胆汁の代謝をせっせと毎日行います。
この他にも解毒作用があったり、胆汁を分泌する働きも行っています。
しかし、過度の飲酒や、暴飲暴食などをすると肝臓が追いつかなくなり脂肪肝になってしまいます。
肝臓は、物言わぬ臓器です。気づいたときには取返しのつかない病気になる可能性もあります。
早期に発見して対処をしましょう。
脂肪肝になると出てくる症状
・倦怠感
・むくみ
などの症状がでてきます。
むくみや疲れが中々とれない場合、脂肪肝になっている可能性があります。病院にいき、血液検査をしてもらいましょう。
脂肪肝と診断されたら、早めの対処が必要です。
逆に、
・げっぷ
・吐き気
・かゆみ
・背中の痛み
と言った症状は脂肪肝よりも別の病気の可能性が高いです。続くようであれば病院を受診しましょう。
脂肪肝が進むと脂肪性肝炎になる・その症状は?
脂肪肝に刺激が加わって肝臓が炎症を起こすと脂肪性肝炎になります。
脂肪性肝炎の症状は?(急性肝炎の場合)
・黄疸
・お腹のはり
・吐き気
・倦怠感
慢性肝炎の場合は、あまり症状がみられません
ウイルス性肝炎の場合は、発熱があり長く続きます。
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肝硬変の症状
・倦怠感
・食欲不振
・むくみ
・お腹のハリ
・黄疸
・腹水
なお、肝臓疾患と皮膚の発疹は殆ど無関係だと肝臓専門医は言っています。
脂肪肝にならないためにはどうする?
肝臓は、辛抱強い臓器ですが、回復力も早い臓器です。脂肪肝に気づいたら早めに対処することで
脂肪肝を改善することができます。
2つの治療方法
・食事療法
・運動療法
脂肪肝は、この2つの方法をしっかり行うことで改善することができます。
タウリンを多く含む食品を摂ることや、軽い有酸素運動を毎日30分ほど行いことが大切です。
高血圧になると肝臓に負担がかかります。食事療法と運動療法をバランスよく行うことで血圧も改善されていきます。
まとめ
脂肪肝を放っておくと、脂肪性肝炎や肝硬変などに進行する可能性もあります。
身体のだるさが中々ぬけない、むくみがある。などの症状がある場合は、早めに病院にいくようにしましょう。
肝臓は、回復力も早い臓器です。
運動療法・食事療法をバランスよく取り入れることで脂肪肝は改善されていきます。