肝炎などの肝障害は、40代以降の中高年がかかる疾患だと思われがちです。確かに、比率的には中高年が多いのですが、最近では20代で肝炎や脂肪肝になる人が増加傾向にあるというのです。特に脂肪肝にかかる20代が増えているのです。
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ぜっさん増加中!30代脂肪肝の原因と対策
以前は40~50代で出る症状だった脂肪肝ですが、最近は30代でも増えてきています。脂肪肝とは肝臓に中性脂肪やコレステロールが過剰に溜まってしまう状態の事で、30代の脂肪肝は20代に比べて基礎代謝が衰え ...
20代の脂肪肝の原因
脂肪肝とは、肝臓にコレステロールや中性脂肪が溜まった状態を言います。その原因は、アルコールの大量摂取によるものがほとんどと言われていますが、最近の20代に増えている脂肪肝の場合は、アルコール性の肝障害ではなく、食べ過ぎによる栄養過多と肥満がほとんどなのです。食生活の欧米化により脂質や糖質の多い食事を好む若者が増えた為だと言われています。
また、不規則な生活や運動不足も肝臓には悪影響です。栄養過多な上に運動不足では、いくら元気な20代と言えども、肝臓に大きな負担がかかってしまうのです。
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非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)の原因と食事の関係
非アルコール性脂肪肝はほとんど肝炎を発症することはありません。ほとんどが肥満を伴っています。しかし非アルコール性脂肪肝炎の背景にある非アルコール性脂肪肝の場合には肥満を合併症としない場合もあります。非 ...
20代の脂肪肝の対策
脂肪肝などの肝障害を予防するには、バランスのとれた食事、適当な運動と規則正しい生活をする事です。食事と運動に気をつけて、体脂肪を減らすように努力しましょう。
肝臓は、沈黙の臓器と言われるだけに、かなり進行するまでに症状が出にくい臓器なのです。そして自覚症状がないまま、ゆっくりと進行していきます。若いからと過信せず、日頃から意識して生活改善に努め、健康を維持していくようにしたいものです。